過去問を効率的に利用する方法とは、完璧ではなく80%を目指すことだった・・・?!

完璧ではなく、80%を目指す

仕事や勉強で常に完璧を求めている人を時々見かけます。

もちろん最終的には完璧を目指すべきです。

しかし、初めから完璧を目指すと行き詰まったりミスの修正などに時間がかかって結果的になかなか進みません。

ここで意識していただきたいのが、まずは80%を目指して取り組むことです。

最初は覚えられなくてもいいので、試験範囲をひとまずざっと終わらせましょう。

その後で、苦手な部分や重要な部分だけ重点的に復習するのです

まず、ざっと目を通してしまい勉強の総量を把握することで効率的な勉強ができるようになります

そして必ず『進歩』を意識して取り組みましょう。

小さな進歩の積み重ねはモチベーションを高めてくれるからです

やるべきことを管理している人は多いと思います。

しかし、やるべき事を書き込んだところで満足してしまいリストが溜まる一方になっている人も多いのも事実です。

やるべきことを減らすコツは毎日少しだけでいいから進めることです

気が乗らない日でも必ずやらなければならないことを1つでも見つけてください。

どんなにやる気が出ない日でも、必ず1問、2問でもいいので、とにかく少しでも毎日やってください。

そんなふうに気が乗らない時でも「少しでもいいから手を付ける」という意識が目標達成へのハードルを下げることになります

過去問を解いてから教科書を勉強する

試験勉強するときはまず過去問から解き始めます

問題の傾向や雰囲気を確認する意味もありますが、試験問題には覚えるべき最も重要なエッセンスが含まれているからです

ですから、まずは過去問を最低3年分、時間があれば5年分は解きましょう。

そして出題されている部分を重点的に勉強してから、範囲を少しずつ広げ、その後再び過去問を解きます。

そうすると自分に足りない知識を効率的に確認することができます。

もちろん知識が十分にない中で最初に過去問を解くのはとても苦労します。

しかし、1回終えると重要な部分が分かり教科書・参考書を読む効率が改善します

試験範囲を最初から順番に勉強しないと気が済まない人は多いのですが、それでは重要ではないところにも時間をかけなければなりません。

勉強のセンスとは大切な部分を素早く選択し、理解する能力です。

また教科書・参考書はいろいろな本に手を出してはいけません。

教科ごとに一冊ずつ「これなら1冊やりきれる!」という本を購入し、ひたすら徹底的に勉強しましょう。

問題集は1ページ目から解かない

問題集を解くときは、初めて取り組む1回目を除き、1ページ目から順番に解くようなことはしません。

そして、一度解くこともできた問題は二度と解きません。

何度も最初からといていると、前半のページばかりを繰り返してしまい、後半が手薄になるからです。

はじめから解くのは、全く知識のない最初の一回目だけでいいのです。

後は苦手な部分を重点的にやりましょう。

そうすれば無駄な繰り返しを省くことができます。

参考書はマーカーで汚しまくれ

1.過去問を解く

2.教科書を読みながら重要な箇所に黄色のマーカーを引く

3.過去問を解く

4.再び教科書を読みながら重要な箇所に違う色のマーカーを引く

 

マーカーを引きながら読むと頭に入りやすいのです。

教科書はマーカーでとにかく汚してまくってください。

過去問が重要な問題を教えてくれます

試験に効率よく受かる過去問の解き方を紹介します。

過去問1回目

全ての問題を解きます。

解けた問題には

なんとなく解けた問題には

間違った問題、できなかった問題には×

△と×の問題を解答や教科書・参考書で復習します。

 

過去問2回目

×の問題を解きます。

再度間違えた問題には×

解けた問題には

2回目に×ついた問題だけ解答や教科書・参考書で復習します。

 

過去問3回目

2回目に×がついた問題だけ解きます。

再度間違えた問題には×

解けた問題には

3回目に×ついた問題だけ解答や教科書・参考書で復習します。

 

過去問4回目

3回目も×がついた問題だけ解きます。

※ここまで来れば×が増えることはありません。

 

過去問5回目

全ての問題を解き直す

※ここまで来れば短時間で5回分が解けます。

 

過去問を3年~5年分とけば試験範囲の最も重要なエッセンスを網羅することができます。

時間を重点的に投資すべきは、「試験範囲の重要な部分」と「自分の理解が弱い部分」となります。

山崎輝史
自塾の強みを言葉にし、自塾の良さを理論的に構築していけるか。「塾講のコンサルアカデミー」では、マーケティングやコミュニケーションのスキルだけではなく、どのようにすれば自塾の自塾の集客を自動化できるかというマネジメントについても学んでいます!

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